XOOPSのテーマを弄ったり、モジュールを修正したり・・・各種モディファイを行うのに必須のものと言えば「ローカル環境」です。また、実サイトのバックアップ・動作確認にも、ローカル環境はとっても役にたってくれます。
まだお使いでないアナタ! XOOPS使うなら、ローカル環境は必須ですよ~
XOOPSは、ご存じのとおり?サーバサイドのプログラムです。
なので、当然ながら、サーバにインストールしないと動きません。
ということで、レンタルサーバの「簡単インストール」という文言に惹かれてサーバ契約して、簡単インストールしたもののそこから先が判らない。なんていう事例も後を絶ちません。
って、どこかで書いたような気がしますが・・・「簡単インストール」ってXOOPSとかサーバサイドプログラムのことが判らない初心者が利用すると、そこで止まってしまうことが殆どです。
というか、曲がりなりにも長年XOOPSを触ってきている私でも、「簡単インストール」終了後に使える状態にするまでが大変すぎるので、使いたいとは思えません。これについては、詳しくは別記事をご覧ください。
XOOPSって、どんなものか雰囲気を味わいたい。サイト構築のテストをしたい。テーマを編集・修正してみたい。テーマを1から作ってみたい。モジュールのテンプレートを編集・修正してみたい。モジュールを改修してみたい。モジュールを1から作ってみたい。
皆さん、色々な希望があると思います。
でも、これをいきなり実サイトでやるのは、あまりにも無謀。
利用しているサーバに悪影響が出たり、場合によってはサーバダウンとか、セキュリティホールを出現させてしまうこともあり得ます。モジュール作者とか、テーマ作者など、XOOPSの達人達でさえ、いきなり実サイトで実行するなんてことはありません。
では、どうするのでしょうか?
それは、ローカル環境を使うのです。
いえ、達人だからこそ、実サイトでやるリスクが判っているからこそ、ローカル環境を使うのです。
でも、ローカル環境って何でしょう?
インターネット上のレンタルサーバなどは、いわゆるリモート環境、つまりあなたが利用するパソコンから離れた場所にあるもの、ですね。
一方、あなたの手元にあるパソコンはローカル。ネットを使うことなく利用出来るということです。まあ、家庭内LANなどで接続されているサーバなども、ローカルですね。
要は、そこでウェブサーバなどを構築して利用すれば良いということです。
そして、XOOPSで利用するのは、ウェブサーバのほか、PHPやMySQLが必要となりますので、あなたのパソコンや家庭内サーバでXOOPS利用環境を構築するなら、それぞれのインストールしなくてはなりません。さらに、phpMyAdminなどのMySQLのデータを作成・操作するためのユーティリティソフトを追加インストールすることも必要となるでしょう。
しかし、それぞれを個別でインストールして、XOOPSを利用できる状態にするには、ある程度のスキルが必要となるので、XOOPS初心者にとっては大きな壁となってしまいます。
また、上級者にとっても結構面倒な作業なので、通常は、全部を1からインストールすることなく簡単に環境構築できるパッケージが利用されます。
WindowsやLinuxならXAMPPとか、MacならXAMPPやMAMPというパッケージがあり、ダウンロードしてきて解凍、簡単な設定でサーバが利用できるようになっています。
あとは、XoopsXをダウンロードしてきて解凍したら、html側の各ファイルとディレクトリをウェブルートかその下に作った専用のディレクトリにコピー、xoops_trust_path側をウェブルートの上層にディレクトリごとコピーして、phpMyAdminでXoopsX用のデータベースを作成、ウェブブラウザでhtml側にウェブアクセスすると、インストール画面が表示されて、インストール開始が可能となります。
XOOPSを1からインストールして、サーバ構築を勉強したいなら、この方法が良いでしょう。
でも、てっとりばやくXOOPSを味わいたいとか、はやく弄りたいというかたは、拙作「どこでもXOOPS」がお薦めです。(Windows限定ですが・・・)
ダウンロードしてきて、解凍、スクリプトをダブルクリックするだけでサーバが起動、あとはウェブブラウザでアクセスすると構築済みのサイトが表示されるという具合です。
「どこでもXOOPS」については、別記事を参照してくださいね。